株式会社サンタック様

営業マンは全力で非効率、事務員は全力で効率を追求!
「誰よりも近くにお客様のそばに寄りそう」実現のために。

今回は、Paintnote EDIをご利用いただいている株式会社サンタック 代表取締役の三宅泰典さんにインタビューさせていただきました!

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誰よりも近くにお客様のそばに寄り添う

Q:会社の強みを教えてください。

弊社は今期で59年目の会社です。創業当初は道路の白線用塗料と工業用塗料の2つを中心にしておりましたが、時代・市場の変化などもあり、25年ほど前に建築塗料に転換することを決断しました。

建築塗料分野としては後発の身であるからこそ、経営方針である「人と寄り添い 人とつながり ありがとうをつくる」を実現すべく社員一同取り組んでおりますが、このビジョンやこれに共感した社員の意識や姿勢こそが会社の強みだと思っております。

しかし、いくらお客さまひとりひとりのニーズを汲み取り細かな対応をしたいと考えていたとしても、業務の生産性が低いと必然的に業務に追われ、その理想とする姿を実現できません。そのため私が営業を離れた数年前から社内のデジタル化を進め、業務効率化を実行しています。社内業務は効率化を求め続ける反面、営業マンには全力で非効率を求めます。だれよりも近くにお客様のそばに寄り添うことで、現場やお客さまのニーズを把握することができますし、お客さまが困った時に頼っていただける存在になると考えています。

 

営業マンが全力で非効率を求められるよう、社内の効率化を追求

Q:社内のデジタル化について教えてください。

営業マンが全力で非効率を求められるようにすることはもちろんでしたが、社員の働きやすい環境を整備し、人材の定着率を上げるという目的もあってデジタル化を進めました。

具体的には2ステップあり、まずは1ステップ目として内部体制の改善を行いました。内部体制の改善に際してはコロナが深刻化する数年前から「テレワークができる形にする」ということを目標にしており、まずはじめに行ったのはFAXのデータ化です。その後、それまで使用していた販売管理ソフトをクラウド化対応させたり、さらに最近では固定電話を携帯でとれるようにも改善しています。

現在弊社は3拠点あるのですが、それらの取り組みの結果、それまでの半分の事務員の人数で3拠点の事務業務を回せるようになりました。

1ステップ目の内部体制の改善による効果がある程度出てきた近年では、ステップ2として次は顧客折衝など対外的な部分での改善に力を入れています。まずはLINEの活用からはじめており、ご対応いただけるお客様には発注をLINEで行っていただいております。

 

目にした瞬間に「これだ!」と思った

Q:Paintnote EDIの導入のきっかけはなんですか?

Paintnote EDIを知ったきっかけは日本塗料商業組合さんの会報に同封されていたチラシで、それを目にした瞬間に「これだ!」と思いました笑 実は2年前からそういったシステムを探しており、むしろ自社で作ろうともしておりました。実際知人の紹介で東京のITベンチャー企業を訪問し、塗料対応の受発注システムを作れないか相談をしたこともあります。

探していた理由は、やはり従来の電話での受注による課題を解決したかったからです。塗料や副資材は非常に商品数が多いこともあり、お客様も正式名称を把握されていない場合もございます。そういった状況で口頭にて注文くださる際、やはり認識に齟齬が出てしまったり、伝達ミスや言った言わないの問題になることもありました。その結果不良在庫を抱えてしまうことになり、年数百万円分のロスが発生することもあります。さらに営業マンが運転中に電話で受注すると、当然事故や違反の危険が付きまとってしまいます。またお客さまと弊社の営業時間がズレることが多くあるため、朝晩や土日の受注作業が発生することがあり、社員のメンタル面の疲れなどの問題もあります。

そういった受注に関する数々の課題を解決したく、Paintnote EDIの導入を決定しました。

 

大切なのは支えてくれる社内のサポーター

Q:Paintnote EDIをどう社内で浸透させていきますか?

私はこういったシステムを導入する時、大切なのは支えてくれるサポーターが社内にいるかどうかが非常に重要だと考えております。

いくら私が良いと思っていても、社内の反発はあります。なぜなら長期的に見て生産性が向上して作業時間が削られていくことがわかっていたとしても、やはり導入当初は慣れの問題等もあり、業務時間がむしろ増えてしまう傾向にあるからです。

そういった状況でも私と共に長期的な視野に立ち、導入当初の負荷をしっかり引き受けながら実行してくれるサポーターが社内にいたからこそ、スムーズに導入ができました。

 

「お客さま対営業マン」ではなく「お客さま対会社」

Q:将来の目標とする姿を教えてください。

携帯電話が普及していない時代は、どの販売店も事務員もスーパー営業マン状態だったと思います。全てのお客さまからの連絡が会社に入るため、それぞれのお客様のニーズやよく注文する材料も把握しており、それら全てを知った上で最適な提案ができる、要は会社に問い合わせればなんでも解決してくれると思わせるような体制が確立されていたと思います。今では、会社ではなく直接営業マンにかかってくることが主流になりましたが、現代においても同じような体制は実現できると私は考えています。

携帯電話が普及している現在、営業マンとお客さまが1対1で付き合うことが業界の当たり前になっています。しかしそういった状況だと、例えば担当営業マンが病気になった際などに情報共有ができておらず、結果お客さまにご迷惑をおかけしてしまいます。Paintnote EDIを活用することで「お客さま対会社」という対応関係を実現させることで、1対1の関係で発生していた問題を解決できると考えています。

そうしてPaintnote EDIが普及していき、「お客さま対会社」という関係が当たり前になってくると、お客さまからの受注やご連絡が直接社内に入ってくるようになってきます。そうすると昔のように事務員もそれぞれのお客さまのニーズやよく注文する材料も把握していきます。さらに事務員の目の前にはパソコンがあります。現在では①営業マンが受注をし、②事務員に一度連絡を入れ、③再度営業マンがお客さまに電話 といった流れがよくありますが、ご連絡が社内に直接くるようになれば事務員が目の前のパソコンから瞬時に情報を取り上げ、その場でお客さまに迅速な回答をすることも可能になるでしょう。

 

EDIが当たり前になるまで一緒に

Q:Paintnoteの将来への期待はありますか?

先ほどもお話しした通り受発注システムを作れないかと考えていた私たちにとってPaintnote社の今の取り組みは大変嬉しいもので、是非今の取り組みを長く続けていってほしいです。

多くのお客さまにとってPaintnote EDIというものがまだまだ未知のものである一方で、「いつでもどこでも便利で使いやすく、安心できるものが欲しい」というニーズはあると考えています。そういったお客さまへも地道にPaintnote EDIがどういうものかの説明や活用促進を進めていき、Paintnote EDIが大衆化されて「これが当たり前」という状況に至るまでPaintnote社とは一緒にやっていきたいと考えています。

まずは世の状況が落ち着いたら、一度リアルでお会いしてもっとガッツリ深く話したいですね笑

 

素晴らしい技術を広め、残したい

Q:最後に、将来の夢を教えてください。

2つあるのですが、まずは日本の塗装屋さんの素晴らしい技術を世界に発信できるコミュニティを作りたいと思っています。

塗装屋さんの技術は汎用的なものと、アートとして付加価値をつけるものとで二極化していくのではないかと考えています。今後技術革新が進むにつれて汎用的な仕事が代替される可能性はあっても、アートに関しては人間にしかできない分野だと思います。そういったアートとして付加価値をつける方の技術力や仕上がりの美しさには目を見張るものがあるので、それをもっと世界へと発信できる手助けがいつかできたらいいと考えています。

2つ目は、そういったアートとして付加価値をつけられる職人さんや塗装会社の経営者を育てられる学校を作りたいです。塗装屋さんは本当に素晴らしい技術、人々に喜んでもらえる技術を持っていらっしゃる一方、独立後に会社を経営していくためのノウハウがないが故に会社を畳んでしまうケースがあります。せっかく培った高い技術、人々を喜ばせられる技術が引き継がれず、業界として後継者が育ちにくい構造になっているのは大変もったいないことだと考えています。それを解決するために、学校を作りたいのです。

最近では法人化するお客さまも多くなってきたので、今まで私が経営に関して学んできたことをお伝えしています。ありがたいことに、経営に関する話をしてくれないか?とオファーをいただくこともございます。将来的にはこの規模を大きくし、さらにお伝えできる範囲を広げていければ嬉しいです。

 

 

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