協立塗料株式会社様

若い世代から徐々に推進力を!
これからの時代に負けない企業として成長するために。

今回は、Paintnote EDIをご利用いただいている協立塗料株式会社 事業推進部 事業推進マネージャー 尾形昌彦さんにインタビューさせていただきました!

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3つの力に支えられて立っていることを心得る

Q:会社の概要や経営のポリシーを教えてください。

弊社は1961年12月に宮城県石巻市にて創立、本年が60年目の企業となります。当初は船舶よりスタートし、建築・漆木工・プラント・自動車整備と販売分野を広げつつ、営業エリアも仙台市や会津若松市と宮城県・福島県で合わせて5拠点と営業展開し、社員数も合計60名と多くなってきています。

経営ポリシーとしまして、協立塗料の3つの力が根本にあります。そもそも先代である祖父が会社創業の際に、自分の力ではなく周囲の力で成り立ったというところから、会社名も「協立塗料」となりました。弊社は「お客様(得意先や地域の皆様)の力、仕入先(メーカーや銀行等)の力、社員(その家族や株主)の力」という3つの力に支えられて立っていることを常に心得、「お蔭様で」の感謝の心を持ち続けることを意識しています。

昨年より続いている新型コロナウイルス感染症の影響で今まで描いていた将来図と大きく異なった現状ですが、時代の変化に負けず常に進化し続けられる塗料販売店として、お客様、仕入れ先様、そして弊社社員とその家族の全てが豊かで幸せな人生を送れるための存在としてこれからもあり続ける想いで精進していきます。

 

販売店同士の横の繋がりと色彩提案

Q:会社の強みを教えてください。

大きく2つありますが、まず1つ目は全国の販売店との横のつながりです。いくつかの団体に参画しており、同志である全国の「販売店」との横の繋がりから、多くの学びと刺激をいただいております。様々な情報を交換するだけでなく、プライベート商品の共同開発なども行い独自性からのシェアアップと利益率の改善を図り続けています。

2つ目は塗料が持つ「無限の可能性」を引き出すための「色彩提案」です。インテリアペイントに力を置いた「ペイントスタンド仙台」のオープンや、施主様との色の打ち合わせをサポートする「カラーシミュレーション」などを積極的に展開しております。

また今年で60周年目という節目を迎え、新しい時代をもう一度考えていくという意識から、デジプロ(デジタルプロジェクト)というチームを1月に発足してデジタル化を推進しています。世の中で進むDX化の流れに対応するため、現状業務の効率化を考えるチーム、事業の発展性を考えるチーム、ホームページ活用等を考えるチームの3つに分け、弊社若手メンバーを中心に進めています。これまで多くのことを実行してきましたが、コロナ禍ということもあり社内でのZoomをはじめとしたクラウドツール活用の推進や、ユーザー様向けのオンライン講習会実施なども行うようになりました。
ちなみに現在Paintnote EDIの社内浸透を推進しているのもデジプロチームになります。

 

まだまだ改善できるポイントは多い

Q:これまで受発注においてどのような課題がありましたか?

受注については事務所や営業マンへの電話受注がほとんどを占めるため、各々のメモと受け答えで対応していたり、発注業務についても各々で行う形式をとっており、内務と営業担当の連携が取れていないケースも見受けられます。またパソコンが苦手な社員も多く、手書きFAXでの発注、1つのファイルにファイリングをしていくといった典型的な「アナログ方式」もまだまだ根付いております。

こういった状況は、注文情報の抜け落ちや社内での伝達不足により「言った・言わなかった」などの人としての信頼関係に影響を及ぼす出来事にも発展しうるため、日々解決策を講じ続けていますが、手書きや口頭でのやり取り等、どちらかというと小さな労力を積み重ねて確認作業を行っている状況です。

大事な作業ではありますが、ひとりひとりの負担を減らす「業務効率化」としてはまだまだ改善余地は大きいところかなと考えており、現在デジプロチームを中心に業務の効率化を進め小さな成功体験を積み上げています。小さな成功体験を積み上げることが「当たり前」に繋がってくると思いますので、変化の瞬間は大変ですが、前向きにトライしていきたいと考えています。

 

お客様へ利便性を提供し、囲い込みに繋げる

Q:Paintnote EDIの導入のきっかけはなんですか?

昨年の日本塗料商業組合青年部のオンラインセミナーにて紹介を受けたことがきっかけで、この塗料業界に新しい風を入れてくれる存在だと強く感じました。何度かお話をする機会を頂き、前向きで共に業界に新しい未来を築いていきたいという想いに共感したことがPaintnote EDIを導入しようと思ったきっかけです。勿論社内でも導入・運用にあたり様々な意見はありましたが、今の時代に負けない企業へと成長するため必然的なことと私は感じています。

EDIのお話を聞いてメリット・デメリットの面で考えた時、弊社では「営業活動でメリットが生まれるのではないか」と考えました。例えば自動車補修の営業においては、お客様倉庫の在庫管理をさせて頂くことも多く、お客様だけに発注を任せるのではなく弊社の営業担当も加わることが大切だと考えています。そこにPaintnote EDIを上手く活用できれば、お客様も利便性を感じてくださり弊社のサービス品質も向上していきますし、建築等他の分野のお客様の倉庫でも同じような状況を作っていければ、弊社としての「囲い込み戦略」にも繋がるのではないかと感じています。

まだ運用開始したばかりですが、年齢の若いお客様は抵抗感なく利用して頂けていて、弊社営業担当ともPaintnote EDIを使用した注文コミュニケーションも取れている状況です。弊社側もお客様に合わせた「いつものリスト」を作成する等工夫することで注文して頂きやすい環境をつくれているのかなと思います。

 

いつものリスト整備が鍵、コミュニケーションを生み出すツールになり得る

Q:Paintnote EDIをどう社内・得意先に普及させていきますか?

社内に関してですが、どうしてもITへの慣れの差などもあり、スタートラインから全社員同時にスタートというのは難しい状況です。そのため社内での推進力をつけるため、まずは若い社員が先導を切ってPaintnote EDIの運用を進め、「こういった実績が出たので、皆さんも一緒にやっていきませんか?」と徐々に社内を巻き込んでいこうと考えています。

またお客様への普及ですが、まずは「いつものリスト」をお客様ごとに合わせて整備し、「気軽に注文できますよ!」といえる環境を整えていくことが利用促進につながると考えています。実際すでにお客様と良いスタートが切れている営業マンからは、上手くいってる報告を受けているため、そういった成功例をどれだけ増やしていけるかが大事だと思います。

ある程度社内体制が整い、お客様への普及も進んできた時点で「おすすめ商品掲載」機能なども重点的に活用していく予定です。「おすすめ商品」などの情報を発信することで、お客様の興味を惹き、営業マンとのコミュニケーションに繋がるのではないかと考えております。例えば「協立さんはこんな商品も扱ってるんですね!」というように、お客様の新たな気付きやコミュニケーションの機会を生み出し、シェアアップを実現できると思います。

紙媒体のチラシを作成し対面でお渡しするのもとても大事ですが、特定の1名しか見ないといった課題もありますので、「Paintnote EDIに掲載すればお客様全体に伝わる」という違いには発展性を感じています。

 

業界の発展をともに考える存在であることに期待

Q:Paintnote EDIの将来への期待はありますか?

「製・販・装」のそれぞれにコミットし続けて頂き、業界の発展を共に考えてくれる存在であることを期待しています。

塗料業界全般が古い風習のやり方を続けている、またそれでいいと思っているのが現状だと感じています。Paintnoteさんは外から我々の世界に加わってくれたからこそ、この塗料業界の未来を共に変えてくれる存在だと思っています。御社と我々の視点では、良い部分や改善の余地がある部分など、見え方が変わってくると思いますので、サービスや活動を通して新たな提案をしてくれることを期待しています。

またPaintnote EDIの活用に限定せず、弊社のDX推進など至らない部分があればお力いただきたいと思っております。新しいことを進めるためには、他社様と繋がりが大事だと考えておりますので、今後も新たな視点でご意見をもらえると嬉しいです。

日々のサポート体制についても、弊社社員の声を聞いて良いと思った意見やアイデアをどんどん持ち帰って反映させてくれるのはありがたいです。これからも継続して情報共有をしていけたらと思っております。

 

業界に新しい風を

Q:最後に、将来の夢を教えてください。

塗料業界に新しい風を入れていくというのが大きな夢です。

私は弊社に参画してから5年が経ち業界内の人間となりましたが、敢えて1年目の時に感じた視点を忘れず、これまで通りのやり方を是とせず「なにかアクションを起こしたい」という思いを大事にしています。

これだけ消費者の生活に密着している塗料を専門商社としてご提案をしているので、我々自身がどんどん変化していき、いずれは「消費者の生活の変化にコミットしているのがペイントディーラー」だと思われる存在になりたいと考えています。

弊社の「3つの力に支えられて立っていることを常に心得、「お蔭様で」の感謝の心を持ち続ける」という基本スタンスは変わることはありませんが、こうした夢を実現するために、新しいことに積極的に取り組んでいくとともに、今までの良いところを見直し、そして伸ばし、アピールしていけたらと思っています。

 

 

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